Report Mr.Skipper 08/13

21/09/2012 00:22

 

4日目8/13(月)

 

  今日はレッスンの初日。Hiroさん、Tomさん、Skipper(私)の3人が研修センターの第一期生だ。3人の看護士さんが

個人教授として来られた。1時間3交替で4時間の個人レッスンだ。現金収入のある看護士さんになる方は、現地では

エリート。確かに、話してみると若いのにしっかりとしている。高学歴の才女達だ。初日なので、各3人が替わる度に

自己紹介と仕事の経験とか将来の夢とか楽しい話をした。自分の人となりを伝える普通の英会話だ。とはいえ、英語を

ぶっ続けでマンツーマン4時間はなかなかきつい。初日はかなり疲れた。

 

  午後は土曜日とは別のマングローブ林の清掃へ、輪タクで畦道を走りぬけて近隣農家に到着。普通なら

料金が7ペソ/人(約14円)で済むが悪路だったので倍額かかった。さらに畦道と竹の橋を渡って海岸へ行く。

マングローブ林はヘドロのにおいがし、マングローブからの酸素供給を失った澱んだ水になってしまったことが

わかる。

 

海岸のゴミはレジ袋のゴミ、衣類、靴、リュックサックなど、あらゆる生活用品が打ち上げられていた。

特に衣類はマングローブの茎に絡みつき、破れないので始末が悪い。

 

沖合に漂着防止のフェンスを作ってゴミの漂着を防いだが、ある時、波にやられてフェンスも

壊れてしまった。予算もつき果てて、ただひたすらゴミ回収を続け訴え続ける活動をしているそうだ。

ちょっと沖の浜にマングローブの苗が、生えている。彼らが昨年10月に植えた苗だ。

元気に育っているのを見ると、見ているだけで私たちも元気づけられた。

 

「環境教育は大事だね。」と申し上げたら、確かにそうなのだが授業の出席率が悪いので教育も徹底しない

とのこと。彼女たちの表情には、人を恨まず、しかし、いつかは皆にこの悲しむべき事態を知ってもらい、

同感する者が増え、元に戻ることをひたすら堪えて願う気持ちが感じられた。

 

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